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2025.03.29
出稼ぎとはどんな意味?仕事内容や住み込み求人を徹底解説

地元で働き口がなかったり、収入が低いと感じて、出稼ぎを考える方もいると思います。
しかし、出稼ぎってどんな職業があるのか、収入はどれくらい増えるのか、どれくらいの期間出稼ぎに出ればよいのかわからないですよね。
また、慣れない土地で働くことになるので、精神的にも負担が大きいと思います。
そんな出稼ぎにいくことに不安や疑問をもっている方のために本記事では出稼ぎについての基本情報や仕事内容、どんなライフスタイルになるのか紹介・解説していきます。
出稼ぎとはどんな意味
出稼ぎとは、賃金や仕事が少ない地域に住んでいる人が地元から一時的に離れ、仕事が沢山ある場所や高収入を見込めるところに行くことを指します。
そんな出稼ぎですが、現代ではホストクラブのスタッフやキャバクラのスタッフをイメージする方も多いのではないでしょうか。
ただ、最近では働き方の多様化も進んでいて、出稼ぎにも様々な職種が存在します。
出稼ぎの由来
そもそも、出稼ぎという言葉の由来をご存知でしょうか?
出稼ぎの由来は昔、農村や山村で行っていた石炭事業が人手不足になった際に、周辺の人々が働きに来ていたことから作られた言葉です。
特に季節によって収穫量が変わってくる農業などにおいて、収穫ができない時期は他に収入源となるものがなく、出稼ぎに行くことが一般的でした。
また、出稼ぎには由来の通り、労働力を補う役割もあります。
高度経済成長期には都市部の仕事の需要が増加し、高収入を条件に求人募集をしていたため、若者から中年層の人々が地方から都市部に集中する現象も見られました。
現代でも、慢性的な労働力不足を課題にしている業界や時期によって需要が高まる職種、大きな労働力を必要とするプロジェクトなどがあるときには出稼ぎでの労働が求められる場合があります。
出稼ぎの仕事は例えば、期間工、リゾートホテルや旅館スタッフ、建設業などが挙げられます。
出稼ぎの一般的な期間
では出稼ぎに実際に行く際にはどれくらいの期間が目安なのか。
北海道名寄市では出稼ぎを以下のように定義しておりました。
「出稼労動者とは、1カ月以上1年未満居住地を離れて他に雇用されて就労する者で、その就労期間終了後は、居住地に帰る者をいう。
※居住地を離れるとは、自宅以外の場所で寝泊まりすることをいい、就労先の遠近を問わない。」
つまり、出稼ぎの期間は1か月以上1年未満の間ということになります。
しかし、あくまでも北海道名寄市が公表したもので、厳密には期限に縛りはありません。
出稼ぎといっても1年以上居住地から離れていても問題はありません。
出稼ぎの雇用形態は契約社員、派遣社員での募集が多く、これらの雇用形態には「有期労働契約」が関与します。
有期労働契約は最長でも3年の雇用なので、出稼ぎでも長くて3年以内ということになります。
有期労働契約終了後には契約更新することも可能ですが、雇用期間に応じて、1か月~6ヶ月のクーリングオフ期間が必要になるため、長く安定した収入を求める場合、正社員登用を採用している企業で正社員を目指した方がよいでしょう。
出稼ぎのメリットとデメリット
次に出稼ぎをすることで得られるメリットとデメリットについて紹介していきます。
出稼ぎのメリット
- 地元を離れて働くことができる
- 待遇が良いところで働くことができる
- 住み込みの仕事の場合、短期間でも貯金ができる
出稼ぎのデメリット
- 地域に慣れるまで時間がかかる
- 引っ越し費用がかかる
- 周りに知り合いがいなくて心細い
- なにかあったときに頼れる存在がいない
出稼ぎをすることで経済的なメリットが沢山ありますが、対してデメリットも少なくはないです。
デメリットは精神的なものが大きく、地元で働く際に比べ、慣れてない地域に加え、知り合いもいないので慣れるまでが大変ですが、慣れてしまえば大きな問題ではありません。
出稼ぎのメリット
出稼ぎのメリットについて詳細を解説していきます。
地元を離れて働くことができる
なじみのある地元を離れて働くことで、自分が想像もしてなかった経験ができることもあります
仕事はもちろんのこと、プライベートの部分でも新たな趣味が見つかるかもしれません。
また、知らない地域で働くことで、緊張感をもって生活することができます。
地元でだらだら働くよりも、日々新しい学びを発見できることもあります。
待遇が良いところで働くことが出来る
出稼ぎにいく目的の一つとも言えます。
自分が住んでいるところよりも仕事の需要が高い場合、より良い条件で求人を募集しているでしょう。
まず地元を離れる前にどれくらいの給料が貰えるのかを確認した上で、出稼ぎの計画を立てることが重要です。
住み込み求人の場合、短期間で貯金ができる
出稼ぎの仕事の中で、住み込み求人というものがあります。
後ほど説明しますが、住み込み求人は生活費を抑えることができます。
そのため、収入に対して自由に使えるお金が増えるので、短期間で貯金をすることも可能です。
他にも余ったお金を自分の趣味や仕送りに使うこともできます。
出稼ぎのデメリット
続いて、出稼ぎのデメリットについて解説していきます。
地域に慣れるまで時間がかかる
新しい地域で生活することになるので、最初は慣れるまでが大変でしょう。
近くのコンビニやスーパーなどの場所がわからなかったり、欲しいものがどこに売っているのかわからなかったりと手間取ってしまうこともあります。
大体、1か月くらい生活すれば、ある程度慣れるかと思いますが、事前によく利用する施設は調べておいた方が良いでしょう。
引っ越し費用がかかる
出稼ぎするに伴って、引っ越しは必要不可欠になります。
特に、都市部の方が家賃が高い傾向があり、収入が増えても家賃のせいで手取りが増えない場合もあるので注意が必要です。
また、新たな家電を購入したりすると初期費用額はかなり高くなってしまいます。
周りに知り合いがいなくて心細い
知り合いと一緒に出稼ぎに行くというケース以外であれば、基本的に一人で新たな地域で生活することになります。
周りに知り合いがいないと、不安感や孤独感に苛まれて地元に帰りたくなる人も多いです。
特に困ったときに頼れる人がいないのはかなり心細いと思います。
自分1人でなんとかする必要があるというプレッシャーがストレスになることもあるので、無理せず、職場の人に相談をしたり、地元にいる家族や知り合いと定期的に連絡をとってみるのも大切です。
出稼ぎでよくある仕事
次に出稼ぎでよくある仕事について紹介していきます。
冒頭で紹介した通り、一般的には夜職のイメージが強い出稼ぎですが、多種多様の職業が存在します。
下記の仕事はあくまで一例になります。
- 夜職
- リゾートホテル、旅館
- 工場、製造業
- 農業
- 営業職
出稼ぎで働くのであれば、待遇面で仕事を選びがちですが、待遇面だけで仕事を選ぶと長続きしない可能性もあります。
自分のやりたいことや、比較的負担が少ない仕事を選ぶことが安定して仕事をする上で重要になってきます。
出稼ぎの職種の中には、肉体労働をメインとしている職業もあるので、自分の性格や体力に合わせて選択していきましょう。
それではそれぞれの職種について、仕事内容や給料の平均相場などを紹介していきます。
夜職
夜職は文字通り、メインは夜の時間帯に勤務する職業です。
代表的なのはホストやキャバクラ、スナックなどのスタッフで、水商売と呼ばれる場合もあります。
他にもメンズエステ、ガールズバー、クラブ、風俗など多種多様な職業があり、給料が高いことが特徴です。
仕事内容は主に接客、サービスの提供、受付、裏方業務などに分かれています。
夜職はお客さんとの距離が近く、お酒の席ということもあり、トラブルが起きやすい傾向にあります。
もちろん、その分トラブルの対処方法などはお店側でしっかり整えていると思いますが、昼職に比べて、そういったリスクをストレスに感じている人も多いようです。
メインとなるホストやキャバクラなどの接客業務は特に給料が高額で、平均時給は3,000~5,000円ほどとなります。
また、自身の売り上げに応じてインセンティブの報酬もあり、トップクラスになると月に数千万円稼ぐ人もいるため、かなり幅が広いです。
その他の裏方業務や一般的なスタッフの給料は25万~30万前後となります。
勤務時間に関しては20時か21時くらいに出勤して、深夜1時くらいに退勤することが一般的です。
リゾートホテル・旅館
リゾートホテルや旅館での勤務はフロントでの接客、電話受付、客室やお風呂場などの清掃業務、レストランや食堂での業務、売店などに分かれています。
これらの業務の一部を行うようなイメージですが、大きいホテルだと温泉やゲームコーナー、リラックスルームなどの施設が多いので、覚えることが多いのが特徴です。
ゴールデンウイーク、お盆、年末年始、夏冬休みなどの繁忙期に短期的に募集されていることが多いです。
お客さんが宿泊している施設のため、24時間稼働の場合が多く、日勤、夜勤に分かれてシフトでスケジュールが組まれているため、臨機応変に対応する必要があります。
業務によっては体力を使う仕事もあるので、ご自身の体力に合わせた職種を選ぶと良いとおもいます。
住み込みの仕事の中では、「旅行気分が味わえる」「温泉などの施設を無料で利用できる」などの理由で人気の高い職種になっております。
平均時給は担当する業務によって異なりますが、大体1200~1500円ほどとなります。
職種によって、体力や必要な経験もことなるので、ご自身にあった職種を選びましょう。
リゾートホテルや旅館はやめとけと言われていたりもしますが、当サイトで調査したアンケートの口コミはおすすめする声が多数でした。
リゾートホテルや旅館の住み込みに関しては別記事で詳しく解説していますので、興味があればぜひ参考にしてみてください。
工場・製造業
工場・製造業は住み込みの仕事の中でも求人数が一番多い職種です。
主な業務は組立・加工・検査・梱包・出荷などでシフト制の勤務形態が多い職種になります。
仕事内容の特徴としては単純作業も多く、長時間繰り返しの作業を行うため、集中力が必要です。
また、ずっと立ち仕事になる場合もあるため、ある程度の体力も必要になってきます。
自動車の部品、精密機器、食品工場など様々なジャンルに分けられており、扱う商品や部品によっては座れたり、体力面での負担を軽減できるでしょう。
平均給料は月収25万~30万円ほどになります。
農業
主な業務は栽培管理、収穫、仕分け、運搬などになります。
昔は体力的な負担も大きく、特に足腰に負担がかかる仕事内容でしたが、最近では機械化も進んでおり、栽培管理や収穫などは専用車でできるため、身体の負担も少ないです。
ビニールハウスなどであれば問題ありませんが、天候によって休みがずれる可能性があります。
会社によって悪天候の日は休みになったり、代わりに休日に出勤するケースもあります。
作物によっては現地で直接食べさせてくれる会社も多く、食費を浮かすことができるのも農家の特徴です。
給与に関しては就職する農業法人によって異なるケースが多いようですが、目安として平均月収は23万円程度です。
営業職
営業職は誰かに対して、物やサービスを売る仕事です。
様々な営業方法があり大きく分けると「新規営業」と「反響営業」の2種類のタイプに分かれます。
新規営業は自分自身で顧客を獲得する必要があり、テレアポといわれる電話での営業方法や飛び込み営業が多いです。
反響営業は問い合わせに対しての提案やお店に入店されたお客様に対応して物やサービスを売る仕事になります。
固定の業務内容は会社の方針によって異なりますが、代表的な業務は提案資料の作成、商談、見積や契約書など重要書類の作成などで、コミュニケーション能力が最も必要な職種とされています。
平均給与としては月収24万~25万程度ですが、業界によって大きく差がある場合があります。
また、営業職は歩合の割合が高い為、同じ業界、会社でも個人差は大きい職種となります。
自分の頑張り次第で収入を変えられる職業なので、夢がある仕事だと思います。
出稼ぎで住み込み求人がおすすめの理由
もし、これから出稼ぎをしようと考えている方は住み込み求人が非常におすすめです。
先ほど、出稼ぎのメリットでも説明したように生活費を抑えることができるからです。
住み込み求人は社員寮に住み込みで生活をしながら、仕事をすることができるライフスタイルで会社側が住居を用意してくれます。
福利厚生の一部として、社員寮を提供している住み込み求人には経済的なサポートに優れていて、働くことで様々なメリットがあります。
ここでは住み込み求人で働くことによって得られるメリットやおすすめ理由について詳しく解説していきます。
寮費無料、一部負担の住み込み求人
住み込み求人の中には、寮費や光熱費が無料、または格安で設定されているため、生活費を安く済ませることができます。
そのため、短期間で多額の貯金をすることが可能です。
寮費と光熱費込みで平均相場は2万円ほどで、中には社員食堂付きの寮もあり、食事も安く食べることができます。
通常の一人暮らしでは家賃はエリアによって差がありますが、最低でも3万円、東京の一人暮らしの平均家賃は7万円となっています。
また、光熱費の平均は全国で見ても1万9千円ほどで平均家賃と合わせると約9万円ほどになります。
通常の一人暮らしと比べてみると社員寮に住んでいる場合、一か月あたりに約7万円ほどの差があります。
他にも社員寮の中に社員食堂がついている寮もあり、1食あたり300~800円ほどで食事ができるため、食費を浮かすことができます。
通常であれば4万円程度かかる食費が3万円くらいに抑えることも可能です。
生活費を抑えることができれば、自由に使えるお金や貯金に回すことができるので、実質手取りが増えたと言っても過言ではありません。
なぜ寮費が無料なのか、安いのかについては、寮費無料のからくりに関して別記事で解説していますので、気になる場合は確認してみてください。
引越しの手間や費用が少ない
先ほど、出稼ぎのデメリットの一つにもあった引っ越し費用がかかってしまう問題ですが、住み込み求人であれば、不動産契約がないため、物件を探す手間や不動産に払う手数料、敷金礼金、インターネット契約などが不要となります。
中には引っ越し費用を会社側で負担してくれたり、入社祝い金を出している会社もあるので、引っ越し費用に充てても良いでしょう。
仮に引っ越し費用を負担してくれる住み込み求人の場合、下記のような差があります。
賃貸 | 社員寮 | |
---|---|---|
初期費用 | 300,000円 | 0円 |
引っ越し費用 | 80,000円 | 0円 |
インターネット契約 | 4,000円 | 0円 |
退去時の清掃費用 | 30,000円 | 0円 |
自己負担で引っ越しをすると、こんなにも差があるのは怖いですよね。
ここで紹介する初期費用は家賃7万ほどの物件を想定して、不動産の仲介手数料、保険関係、鍵交換代金、敷金礼金、家賃2ヶ月分を合わせて30万円と仮定しています。
ですが、東京の初期費用の平均額を調べてみると63.2万円 ~ 90.9万円とかなり高額でした。
また、家電を新しく購入すると考えると以下のような費用が掛かります。
家電・家具 | 価格 |
---|---|
冷蔵庫 | 3万~6万円 |
洗濯機・洗濯干しラック | 3万~7万円 |
炊飯器 | 3,000円~2万円 |
電気ケトル | 2,500円 |
電子レンジ | 5,000円 |
タンス | 1万円 |
食器・調理器具 | 1万円 |
ベッド・布団 | 3万円 |
最初からすべてを揃える必要はありませんが、最低限ベットや布団は欲しいですよね。
もし、すべてを揃えていくとなると、10万円を超えることが多いと思うので、働きながら徐々に揃えていくことが現実的でしょう。
しかし、住み込み求人の社員寮には生活に必要な家電がついているケースが多いので、初期費用を抑えたい人にはかなりおすすめです。
住み込みで働く際の社員寮で必要なものをまとめた記事も別で用意していますので、出稼ぎで住み込み求人を検討する際に参考にしてください。
出費を抑えて貯金が可能
出稼ぎに出るということは新しい地域で心機一転をしたい人もいれば、お金を貯めて立て直したいと考える人もいると思います。
特にお金を貯めたいと考えているのであれば、住み込み求人を選択することが一番目標達成に近いと思います。
例えば、月収25万円で寮費+寮費無料、社員食堂がついている住み込み求人の場合、どれくらい貯金が可能なのかを見ていきましょう。
賃貸 | 社員寮 | |
---|---|---|
月収 | 25万円 | 25万円 |
手取り額 | 19万7千円 | 19万7千円 |
家賃+光熱費 | -9万円 | 0円 |
食費 | -4万円 | -3万円 |
貯金可能額 | 6万7千円 | 16万7千円 |
約10万円の差があることがわかり、月に16万7千円貯金することができます。
日々の飲み物代や娯楽代を使ったとしても10万円は貯金ができると思います。
また、リゾートホテル・旅館などの周りに娯楽施設がないケースの場合、娯楽で使う機械も減る為、貯金がかなり溜まりやすい環境です。
同僚と仲良くなれる
出稼ぎのデメリットとして一人で新しい環境にいくことから、寂しい思いや心細い感情になったりするかもしれません。
ただ、住み込み求人に応募して社員寮に入れれば周りに同僚や仲間もでき、人間関係がうまく構築できれば、寂しい時に悩みや愚痴を共有したり、趣味や性格が合えば休日に一緒に遊びに行くこともあるでしょう。
他にも社員寮生活で人間関係がうまくいくと仕事の際に連携がスムーズにできたり、朝寝坊防止のためにお互いに起こしあったりと助け合う関係にもなれます。
人間関係をうまく構築するためには、お互いに深くかかわりすぎたりプライバシーを侵害してはいけません。
何かあったときに積極的に協力したり、尊敬し合うことが大切です。
まとめ
本記事では出稼ぎの基本情報やおすすめの仕事を紹介していきました。
結論として出稼ぎにいくなら住み込みの仕事をすることを強くおすすめします。
初期費用が掛かってしまう仕事の選び方をしてしまうと、出稼ぎのハードルも上がってしまうでしょう。
また、慣れない地域で仕事をしながら生活していくには無理をせず、安定して生活をすることが重要です。
手取りを増やすために、食事代を減らしたり、ボロボロの物件を選ぶよりも設備が整った社員寮を選択する方が身体的、精神的にも良いと思います。