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2025.02.28
リゾートバイトは「やめとけ」「危ない」と言われる理由と口コミまとめ
全国各地に行くことができて、旅行気分や非日常を味わえるなどの理由で人気のリゾートバイト。
ですが、リゾートバイトで働くことに対して「危ない」「やめとけ」というイメージを持っている人もいます。
本記事では
リゾートバイトは本当に危ないのか?
マイナスなイメージは何が原因なのか?
リゾートバイトの現実について、実際にリゾートバイトの経験がある人に対してアンケートを行い、その回答を元に紹介・解説していきます。
リゾートバイトの現実
まず、はじめにリゾートバイトについて解説していきます。
リゾートバイトとは、全国各地にある観光地やリゾート地にあるホテル、旅館、テーマパークなどで住み込みで働く仕事になります。
特にゴールデンウイークや夏休みなどの大型連休に募集されていることが多いです。
リゾート地や観光地で働くことで、非日常を味わいながら稼ぐことができるという理由で人気のリゾートバイトですが、社員寮の環境が劣悪だったり、想像以上に体力的にきつかったなどの意見もあります。
リゾートバイトだからといって簡単に応募するのではなく、以下の点に注目して、自分にあった条件で働くことが大切です。
- 仕事内容
- 給料
- 働く期間
- 社員寮の環境
それではそれぞれの項目について、詳しく解説していきます。
リゾートバイトの仕事内容
リゾートバイトの仕事内容については様々なものがあります。
- フロントでの受付作業や電話対応
- 客室やお風呂場などの清掃
- レストランやサービス施設などの接客業務
など、仕事内容も幅広いものとなっています。
他にも遊園地やスキー場などのアトラクションスタッフなどの仕事もあります。
リゾートバイトの給料
アンケート結果では全体の相場的には月収20万円前後という結果でした。
給料の相場としては時給1300円くらいが相場の金額となります。
繁忙期の募集となりますので、出勤日数も月に20日~25日程度になる可能性があります。
また、職種によって給料が異なる場合があります。
自分のやりたい職種が定まらない場合は給料面で仕事を選ぶのも一つの手でしょう。
職種別に平均相場を紹介していきます。
仕事内容 | 時給 |
---|---|
接客 | 1,200~1,500円 |
調理スタッフ | 1,400~2,000円 (調理師免許をもっている場合は時給UP) |
清掃員 | 1,200~1,500円 |
スキー場や遊園地などのアクティビティスタッフ | 1,200~1,500円 |
リゾートバイトでも調理スタッフは時給が高い傾向にありました。
リゾートバイトの期間
リゾートバイトの働く期間は職種によって異なる場合があります。
接客業務やアトラクションスタッフなどは2週間~1か月など、短期のケースがよくあります。
対して、料理スタッフや清掃などの裏方スタッフは最低でも3か月、長くて6ヶ月程度の場合もあります。
理由としては技術面の習得が必要な職種なので、繁忙期の少し前から募集をしておいて、ある程度業務の流れや技術を習得し、一人前となった状態で繁忙期を迎えたいという理由で長期間の雇用をしているのだと思います。
接客などの職種に比べ、比較的激務なので、採用してからすぐに辞められてしまうと困るという意図もあると思います。
また、リゾートバイトで働く期間に関して、アンケートでの口コミを一部紹介いたします。

夏休みなどの長期休暇を利用して行ったのですが、休みのほとんどをリゾートバイトに費やしたので他の予定が立てられなかった点だけが心残りでした。
それでもお金も稼げて観光もできたので、私はリゾートバイトを経験して良かったと思っています。

海の家で1シーズンバイトしていましたが、扇風機しか設置されていない中で焼きそばなどを作るので、地獄のような灼熱で何度も意識が無くなりそうになったのを覚えています。一方で開放的な空間にずっと居るので、あまり仕事をしているという感覚はなく働けました。
上記の口コミを見ると、繁忙期はどの職種でも大変そうですね。
働く環境が悪いと長期間勤務するのはしんどい思いをすることになります。
念のため、事前に職場の環境を口コミなどで確認しておいた方が良いでしょう。
リゾートバイトの社員寮
住み込み先の社員寮は、会社側が寮費の一部負担や全額負担してくれるところもあり、食事も無料で支給されるケースが多いので、生活費を安くし、短期間で多くの貯金をしたり、自分の自由に使えるお金を増やすことができます。
一部負担の場合、相場は1万円〜2万円ほどで、多くの社員寮が職場から徒歩圏内でいける距離感になっていることが特徴です。
基本的には借り上げのアパートが社員寮となっているケースが多く、主に3つのタイプがあります。
部屋タイプ | 概要 |
---|---|
個室タイプ | 自分の部屋があり、お風呂やトイレなどは共有で使用する寮が多い |
相部屋タイプ | 2~6人ほどで、他の人と同じ部屋で寝泊りし、お風呂やトイレなども共有で使用する寮が多い |
完全個室タイプ | 普通の1人暮らしとあまり変わりがなく、自分の部屋以外にもお風呂やトイレも自分専用で使用できる寮 |
希望の部屋タイプがある場合は、事前に確認しておきましょう。
また、社員寮についての口コミを紹介いたします。

正直なところ寮の環境は想像よりも厳しかったです。
少し古い建物だったため、防音が弱く夜は周囲の音が気になることもありましたし、部屋自体も狭くてプライベートな空間があまり確保できませんでした。
さらに冬場は暖房があっても完全には暖まりきらず、寒さが厳しく感じることが多かったです。

リゾートバイトなのでリゾート地の良さを満喫しながらさわやかに働けると思っていましたが、そのイメージとは裏腹に満喫できる機会がほとんどありませんし、住居や食事の質もかなり低く生活においてリラックスできることがないからです。
上記の口コミを見ると会社によっては建物が古く、寒暖差に不満を感じていたり、寮内でプライベートな空間がない場合もあるようなので、過度な人間関係や住居にある程度のこだわりをもっている方は築年数や間取り、部屋のタイプなどの条件を絞って仕事を選ぶことをおすすめします。
また、とても稀なケースだとは思いますが、客室を使って生活をしていた人もいるそうです。
リゾートバイトはやめとけと言われる理由
ネットなどでリゾートバイトのことを調べると「やめとけ」という声もありますが、原因としては以下のことが考えられます。
- 働く人が多くてあまり稼げなかった
- 住む場所と食事の質が悪い
- 人間関係が悪いと居心地が悪い
それではリゾートバイトは「やめとけ」と言われる理由のそれぞれの原因と対策について紹介します。
働く人が多くてあまり稼げなかった
稼げる金額は出勤日数に大きく関わってきますよね。
出勤日数が少ない理由としては、同じようにリゾートバイトの応募者が多く、人手が足りている状況になってしまったことや来客状況が思ったよりも少なかったなどの原因があります。
アンケート回答の中にも同じようにお客様の来客状況が少なく出勤日数が減り、思ったよりも稼げなかったという回答もありました。
対策としては、事前に最低出勤日数などを担当者に確認しておくことで最低収入やおおよその給料を予想することができると思います。
住む場所と食事の質が悪い
働く環境や社員寮の環境は会社によって異なります。
良い点もあれば悪い点もあることを理解しておきましょう。
アンケート回答を元に良い点と悪い点を紹介していきます。
リゾートバイトの良い点で言えば、温泉などの施設を仕事終わりに利用できることや毎日観光地気分が味わえる、友達が出来るなどの意見がありました。
対して、悪い点で言えば、リゾートバイトだからリゾート地の良さを満喫しながら生活できると思っていたが、住居も食事も質が悪くリラックスできなかった、周りに娯楽施設がないため休日にやることがないという意見もあり、勤務先によって大きく異なることがわかりました。
対策としては会社の口コミ、社員寮の位置などを応募する際に確認しておきましょう。
特に旅館やスキー場、遊園地などは僻地に立地していることが多く、周りにコンビニやスーパー、娯楽施設がない場合があります。
その場合は自室でできる暇つぶし(ゲーム機や本)などを持参すると良いでしょう。
人間関係が悪いと居心地も悪い
住み込みで働くので、他の社員やバイトの方と共同生活をすることを理解しておきましょう。
特に相部屋の場合、プライベートの時間はほとんどないと考えた方がよいです。
また、適度にコミュニケーションを取る必要があります。
社員寮の中では共有スペースの掃除など、皆で協力して生活をしています。自分一人の生活と考えずに皆で生活する意識を持つことで、人間関係で悩むことは少ないと思います。
人間関係がうまく構築できると業務の連携がしやすくなったり、仕事の悩み事や愚痴を相談できる良い仲間となるでしょう。
しかし、過度なコミュニケーションは自分が疲れてしまうこともあるので、適度に接することが大切です。
対策としては完全個室タイプの寮を選べば、共同生活を強いられることはないので、プライベートの時間をしっかり確保したい方は事前に寮のタイプを確認しておきましょう。
リゾートバイトで働いた経験者の口コミと感想
先ほど、リゾートバイトは「やめとけ」と言われる理由について解説をしましたが、ここでは当社がリゾートバイトの経験がある人に対して行ったアンケートをもとに、リゾートバイトの実態や感想を口コミと共に紹介していきます。
主に紹介していく口コミのテーマは以下の通りです。
- 給料に関する口コミ
- 働く環境に関する口コミ
- 体力や楽しさ、つらさに関する口コミ
それでは、それぞれの項目について口コミの紹介・解説をしていきます。
給料に関する口コミ

短期で集中的な仕事になるので、ある程度まとまった収入が確実に見込めることはリゾートバイトの大きなメリットだと思います。また、バイト先の仲間ともリゾートの延長のような雰囲気で仲良くなれましたので、普段とは違った人間関係づくりができる点も良いです。

夏休みなどの長期休暇を利用して行ったのですが、休みのほとんどをリゾートバイトに費やしたので他の予定が立てられなかった点だけが心残りでした。
それでもお金も稼げて観光もできたので、私はリゾートバイトを経験して良かったと思っています。
リゾートバイトの給料に関する口コミに関しては上記のような内容がありました。
リゾートバイトは短期、長期問わず繁忙期であれば仕事の密度も高いので十分稼ぐことができます。
また、その忙しさや周りに娯楽施設がないことでお金を使う機会が少ないので、貯金のしやすさにも繋がります。
しかし、一方で日用品などを準備しておかないと、リゾート地は観光地価格で物が売られている為、現地調達していると思ったほどお金が貯まらないという意見もありました。
ですが、全体を通して給料面で満足している方も多く、割に合わないと感じている人は少ないようです。
働く環境に関する口コミ

私はホテルの夜勤担当で働いていたので、昼夜逆転がきつかったけれど、客室を使いながら生活でき、温泉や食事も必ず提供してくれるので、助かった。
ただ、夜勤の方がお客様対応が少なく、個人で働くことに集中できた。

スキー場でのバイト。寒い中での仕事ですがウエアで寒くないですし、スキー目的で働いている人が多いので、仕事後と休日には滑れるので楽しかったです。
時給は仕事内容で違いがあるが、住み込みですのでお金を使うことなく貯められます。

普段から接客業をしている人なら苦もなく業務をこなせると思います。それでいて業務後に観光地を巡る時間があるので、思い出作りにもいいと思います。
私が行ったリゾートバイトは友達と一緒に働くことも可能だったので、一人では心細いという方にもおすすめ出来ます。

私が働いていたところは、高級なホテルだったので、客層が良く、クレーム対応は少なかったので非常に働きやすかった。
ただ、臨機応変な対応が求められるため、サービス業に向いてない人にとってはきつい。
仕事内容に関してはラクができたり、休憩時間が多かったりという意見はありませんでした。
リゾートバイトを選ぶ人たちは
「安くスキーが出来る」
「旅行気分が味わえる」
「貯金をしたい」
などの目的で選んでいる傾向があり、目的の為と割り切って働いている人が多いです。
また、リゾートバイトはお客様が宿泊する施設でもあるので24時間体制の場合が多く、日勤や夜勤を組み合わせて稼働しているので、生活リズムが崩れてしまうこともあると思います。
長期的に働くことを考えている人はある程度、覚悟が必要でしょう。
無理のないように仕事内容は選択しましょう。
体力や楽しさ、つらさに関する口コミ

環境を変えて観光地でお仕事ができ、多くの学びと楽しさがありました。
お客さんに接することでニーズが分かったほか、丁寧に対応した後、感謝の気持ちを言っていただけた時は嬉しかったです。
その上、そこそこの給料がもらえて、有意義な時間を過ごしました。

お客さんが楽しい思い出を作ることに貢献できるのはやりがいがあり、それこそが自分自身には素敵な思い出になりました。
リゾート地で最高のアクティビティを提供するためのシステムも知ることができ、他の分野にも役立つスキルを身に付けられます。

短期で稼ぐということは、やはり生活がハードだと思うので、割り切って働くことができる人には向いてると感じた。人間関係や仕事に慣れるまで大変なことも多かったが、気にする必要はない。気にしい人には向いてない。
口コミを見ると職種問わず、ある程度の体力が必要でハードな仕事だと思います。
特に業務に慣れるまでが大変で、施設や客室の位置など覚えることが多いのが特徴です。
しかし、やりがいや学び、経験などが得られたというポジティブな意見も多く、他の分野でも役立つスキルが身に着けられるという意見もありました。
また、全国各地から集まった同僚と一緒に働くことで新たな価値観に触れたり、新しい友達が出来たりと良い点もたくさんあります。
リゾートバイトは危ない?
リゾートバイトは危ないという話を聞いたことはないでしょうか。
例えば、住み込み先がホテルや男女混合の寮だった場合、異性間でのトラブルが挙げられます。
リゾートバイトは出会いが多いため、恋愛感情に発展しやすく、異性トラブルの原因になる可能性があります。
こういった例のように、リゾートバイトにはどんな危険が潜んでいるのか、対策はあるのかどうかも併せて紹介していきます。
セキュリティ面
住み込みで働くことになるので、貴重品も住み込み先で管理することになります。
セキュリティ面がしっかりしてないと貴重品の盗難リスクもあるので危険です。
特に相部屋の場合、稀に盗難被害に遭う人もいるので、同居人を信用しすぎず、鍵付きの個人ロッカーなどを活用して、自分の物を管理しましょう。
また、個室の場合でも他の人が訪問できる環境であれば危険です。自室に鍵がかけれる環境なのかも確認しておきましょう。
他にも管理人の有無やオートロックが付いている物件だと外部の人が入りにくいので安心です。
見知らぬ土地での生活
知らない土地ではむやみに出歩くことは危険になる可能性があります。
特にリゾートバイトの中には自然豊かな場所に旅館などの建物が立地しているケースもあり、山や森林などに囲まれている場合、方向感覚が分かりにくいです。
また、Googleマップなどを活用しても電波の届かない場所やGPSが特定できない場合もあるので、十分注意してください。
出かける際には現地に詳しい人と一緒に出かけると安心です。
まとめ
本記事ではリゾートバイトが「危ない」「やめとけ」と言われる理由やその実態について紹介・解説していきました。
仕事内容や社員寮の情報を事前に確認することができれば、十分対策できるものだったと思います。
また、アンケートを通して、実際に働いている人の口コミや実態もまとめました。
社員寮への不満や人間関係の大変さなどの意見もありましたが、やりがいや思い出、経験などを大事にしている人も多く、リゾートバイトは楽しい職種なのだという印象を受けました。
全体を通して、ネガティブな意見よりもポジティブな意見が多かったので、リゾートバイトはおすすめの仕事と言えるでしょう。
しかし、事前準備や対策を怠ると後悔する可能性があるので、しっかりと対策しておきましょう。