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コラム

Column

2025.02.14

社員寮の家賃の平均相場まとめ!光熱費など寮費以外にかかる費用も紹介

社員寮で住み込みで働くことを考えている場合、寮費である家賃やその他に費用がかかるのか気になるところではないでしょうか?

「社員寮で住み込みで働くのって寮費だけで他の費用って発生しないんじゃないの?」

と、後々毎月お金が取られる状況になることは避けなければいけません。

そこで、この記事では社員寮の家賃の平均相場やその他光熱費や管理費など、費用が発生する可能性がある内容についてまとめていきます。

社員寮の家賃の平均相場

社員寮は寮費である家賃が固定というわけではなく、企業側、単身向けや家族向けなどによって寮費が変動します。

一般的に単身向けは社員寮、家族向けは社宅と呼ばれており、それぞれの相場は以下の通りとなります。

・社員寮 18,900円
・社宅  30,130円

中には寮費が数千円や家賃無料という企業も存在し、決して怪しい求人というわけではありません。

ですが、その際は間取りや企業をしっかり確認しておくことをおすすめします。

なぜなら、寮費である家賃が無料の場合、別の社員との相部屋であったり、社員寮が古いなどのケースがあるからです。

それでは、続いてそもそもなぜ社員寮の寮費が安いのかなど、社員寮の家賃に関してさらに細かく説明していきます。

寮費が安い理由

どうしてここまで寮費を安くできるのか、もしくは無料で提供できるのか。

それは企業側が福利厚生の一部として寮費を一部負担しているからなのです。

企業は人材確保の強化の為、生活費の多くの割合を占める「家賃」を負担することで、人材確保、定着を促しています。

現在、それほどまでに人材不足や定着率の悪化が問題視されているとも言えます。

一般的には派遣会社が不動産会社から寮を借り上げ、その費用を派遣料金に上乗せする形で企業に請求しています。

企業側はその請求を人材確保のためのコストとして寮費分を上乗せすることで、経費として計上できるため、働く側の手取りには影響せず、実質的な寮費無料を提供できているわけなのです。

社員寮が無料の求人

中には社員寮の寮費、家賃が無料の求人もあります。

どれくらいの割合で寮費無料の求人があるのか、実際に就活サイトを使って調べてみたところ、住み込み求人一覧から見て、20件に1件ほどでした。

これが多いのか少ないのかは、人によって変わってくる割合だとは思いますが、個人的には意外と多いような印象を受けました。

調べている中で寮費無料に対して、無料ってことは何か裏があるのではないか、労働環境が悪いのではないか、寮費を給与から勝手に引き抜かれているのではないかなど「怪しさ」を疑っている声がありましたが、基本的には問題ありません。

確かに労働環境については入社してみないとわからない部分や、もしかしたらつらい仕事をやらされる可能性はあります。

ですが、基本的には法外な労働環境で働かされるということは許されていません。

事前に仕事内容や給与情報を確認した上でもしも、聞いていた話と違う場合は労働基準監督署に報告をしましょう。

別記事では、社員寮の寮費が安い、無料のからくりについても解説していますので、気になる場合はぜひ確認してみてください。

社員寮でその他かかる費用

次に社員寮で住み込みで働く際に、寮費である家賃以外にどんな費用がかかるのか気になりますよね。

まずは、住み込みで働く場合と一人暮らしした場合で、貯金や自分で自由に使えるお金がどれくらいあるのかを把握しておきましょう。

一般の一人暮らしの場合と社員寮の場合の比較した表は下記になります。
※金額は平均相場になります。

家賃 社員寮
初期費用 300,000円 0円
引越し費用 80,000円 0円~80,000円
光熱費 12,000円 0円
インターネット費用 4,000円 0円
退去時の清掃費用 30,000円 0円
共益費や管理費 5,000円 0円

表で比較してみると賃貸で一人暮らしするよりも、社員寮に入ったほうがかなり安いことがわかりますね。

引っ越し費用も自分で荷物の移動ができる量であれば、実質かかりません。

ただし、企業によっては光熱費などが自己負担もあるため、事前に確認しておきましょう。

では、なぜここまで安くなるのかそれぞれの項目について詳しく解説していきます。

光熱費

光熱費は共用で使用していたり、個人の使用割合が曖昧なため、寮費に含まれていることが多いのです。

そのため、光熱費が0円で無料の社員寮がほとんどです。

ただし、企業によっては自己負担になるケースもあり、中には冬場や夏場に一定の使用量を超えると数千円ほどかかる社員寮もあるようです。

インターネット費用

今では社員寮にインターネットがあらかじめ設備されているところが多いため、0円という記載にしました。

そのインターネットを利用または利用しなくても基本的には費用が掛からないことが多いです。

ですが、光熱費同様に企業によっては費用がかかる可能性があります。

また、築年数が経過している、古い社員寮の場合、インターネット環境が整っていない場所だと、自分で契約する必要があります。

仮に自分で用意する場合、かかる費用は回線にもよりますが、月額3,000円前後になります。

退寮時の清掃費用

社員寮には退寮時の清掃費用は基本かかりません。

しかし、退寮時には次の人が困らない程度に自分で最低限の清掃をしましょう。

また、タバコの黄ばみ汚れや壁に穴が開いてしまった等の自分の過失による場合には、原状回復工事代金として、退寮時に請求が発生することもあるので、部屋の使用時には注意しましょう。

共益費や管理費

共益費や管理費に関しては借り上げている寮の種類によって変わる場合があります。

社員寮がマンションの一室を借り上げている場合、共益費や管理費がかかる可能性があります。もし不安なのであれば、事前に確認しておきましょう。

社員寮で自分で払うものは?

次に社員寮で生活する上で、自分で払わなければいけない費用について解説します。

  • 食費
  • 家電や家具
  • 身の回り品の消耗品

自分の生活スタイルによって費用が変わるものになります。

貯金をしたい人はこの費用を節約することで、より早く目標金額に達成できるかもしれません。

また、社員寮によっては安価、または無料で提供してくれる場合もあります。

食費

食費は一人暮らしの場合、月平均40,000円前後になります。

物価上昇に伴って、年々平均額が上がってきているのが、悲しいですね。

ですが、寮によっては食堂がついており、朝と夜に安価な値段で食事を提供してくれることもあります。

食事のメニューにもよりますが、一食あたり300~800円程度になります。

一食500円で働く日が22日間と考えると月に22,000円程度になります。

また、食事の準備や片づけなどの手間を考えるとかなり格安だと思います。

家電や家具

一人暮らしの場合必要な家具や家電は以下の通りになります。

家具・家電 価格
冷蔵庫 30,000~60,000円
洗濯機・洗濯干しラック 30,000~70,000円
炊飯器 3,000~20,000円
電子ケトル 2,500円
電子レンジ 5,000円
タンス 10,000円
食器・調理器具 10,000円
ベッド・布団 30,000円

表で見ると、一人暮らしの家具や家電を揃える際もかなり費用がかかりそうですね。

人によってはモノにこだわったり、この他にも必要であれば机や椅子、ドライヤーなど生活を便利にする家具・家電は沢山あるので、すべて揃えるとなると10万円は超えそうです。

ですが、社員寮の場合は冷蔵庫や洗濯機などの大型家電や炊飯器、電子レンジなどの必要最低限の家電は備え付けで置いてある場合が多いです。

生活に関わる重要な部分なので、入寮前に事前に確認しておきましょう。

別記事では、社員寮で必要な荷物や家具家電についてもまとめてあります。

身の回り品や消耗品

次に社員寮で必要最低限の消耗品についてですが、主なものと費用は下記になります。

消耗品 月あたりの費用
ティッシュやトイレットペーパー 1,000円
携帯通信費 6,000円
シャンプーやボディソープ類 3,000円
歯ブラシ、歯磨き粉 500円
お茶やジュースなどの飲料代 5,000円
洗濯洗剤 1,000円
合計 16,500円

上記の他にも下着や靴下などの洋服、外食や休日にリフレッシュのための外出などの費用も考えておくと良いでしょう。

社員寮や住み込みはお得なの?

寮費、初期費用や、光熱費、家電・家具等を考えると圧倒的に社員寮や住み込みで働く方がお得です。

下記の表は本記事で紹介した費用をまとめたものが下記になります。

一人暮らし 社員寮
家賃 54,000円 0円
光熱費 12,000円 0円
インターネット利用料 4,000円 0円
共益費や管理費 5,000円 0円
食費 40,000円 22,000円
消耗品 16,500円 16,500円
合計 131,500円 38,500円

上記の表のように、一人暮らしと社員寮では月の費用だけでも93,000円も違うのです。

その他、初期費用+家具家電+引越し料金+退去費用も含めると、一人暮らしの場合は数十万円単位で費用がかかります。

対して社員寮の場合、寮費無料、光熱費や共益費なども無料、食事は食堂利用だと考えると月の費用は38,300円で初期費用等は引っ越し費用の80,000円のみとなります。

そう考えると、やはり1人暮らしというのはハードルが高いですね。

まとめ

本記事では社員寮の寮費である家賃や費用について解説しました。

社員寮や住み込みの仕事は経済的なメリットがとても大きいのが特徴ですが、社員寮生活を楽しめる人には良いことだらけですね。

しかし、コミュニケーションや会社との距離感が近すぎるというのが苦手な人にとっては良い環境とは言えません。

短期間で貯金をするために割り切ってお仕事を頑張れる人は是非応募を検討してみてください。

応募検討の際には、社員寮や仕事内容、給与面などの情報を事前に確認してから応募するのがおすすめです。

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