《有料職業紹介事業 許認可番号:27-ユ-303915》
《労働者派遣事業許可証》派27-305035

コラム

Column

2025.02.20

住み込みの仕事はきついのか?工場を含めた仕事別に内容を解説

住み込みの仕事はメリットが大きい分、人が辞めやすく長続きしないとイメージされがちです。

よく、住み込みで仕事をするとなると「きつい・つらい」などの情報が出てきます。

では実際に住み込みの仕事はきついのだろうか、どういう仕事内容なのだろうかと不安を感じる人が多いのではないでしょうか。

今回は住み込みの仕事内容、きついと言われる理由について、詳しく解説していきます。

住み込みの仕事はきつい?

住み込み仕事がきついと感じる人の多くの特徴は入社前とのギャップが大きいという部分です。

仕事内容や生活環境を事前に確認することで自分に合っている仕事内容・生活環境なのか判断することが大切です。

住み込みの仕事がきついと感じるポイントは以下の通りです。

  • 仕事内容が思った以上に大変
  • 人間関係がきつい
  • 社員寮のイメージが違いすぎた

ではより具体的にそれぞれのポイントについて解説していきます。

仕事内容が思った以上に大変

住み込みでの仕事内容はデスクワークなどではなく、現場や工場などの体力仕事が多いです。

元々、体力に自信がなかったり、ただの単純作業だと考えて入社すると、かなりギャップを感じるでしょう。

以下の表は実際に住み込みで働いた経験がある人に対してアンケートを行ったものになります。

アンケート結果を見ると、住み込み仕事を経験した人の中では圧倒的に工場が多いですね。

他にもホテル・リゾートなどの勤務や病院・福祉系、営業も多い部類に入ると思います。

住み込み仕事では、なぜ上記のような職種が多いのか?

それは地方や人里離れた場所に立地している建物、あるいは地方などで仕事を行っていることが多いからだと言われています。

一番多かった工場勤務ではどんな仕事内容なのかというと、主な業務は組立・加工・検査・梱包・出荷などで機械や自動車などの製造工場が多いです。

長時間座れなかったり、自分のタイミングで休憩などが難しいため、体力面できついと言われています。

しかし、一番の特徴は単純作業という所で、難しいことを考える必要がなく、長時間での集中力がある人にオススメです。

人間関係がきつい

仕事内容は自分の納得いくようなものでも、人間関係に悩む人が多いようです。

住み込みの場合、常に他人と一緒にいる環境の為、プライバシーの確保も難しく精神的にきついと感じるケースもあります。

共用スペースであるトイレやお風呂、キッチンや食堂など他の社員が利用している為、使いたいときに使用できないストレスがあります。

また、相部屋の場合は自室がないため仕事以外の時間も仕事仲間と一緒にいるのが休んでいる気分にならない、休日に飲みの誘いが断りずらい、寝るときに周りがうるさくて眠れないなど入る寮によって悩みも異なります。

しかし、デメリットだけではなく、仕事仲間との距離間が近いため悩みを共有したり、仕事の際に連携がしやすいなど、コミュニケーションを取ることが得意な人は話す機会が増えるので、やりやすい環境で働けているという人もいます。

社員寮のイメージが違いすぎた

仕事内容、人間関係の悩み以外にも社員寮がイメージと違うという原因でつらいと感じる人もいます。

社員寮が古い、汚い、狭い、ルールが厳しい、立地や交通の便が悪いなどがあります。

特にルールが自分に合わないと感じる人が多く、社員寮に帰宅する門限の有無や寮内での掃除当番制、共用スペースの使用制限などがあり、決まった時間でないと使用できないことなど、生活面で自分のペースで生活できないことがストレスになっている人も多数います。

自分に合った社員寮で生活をしたいのであれば、事前に間取りや築年数、部屋のタイプなどを確認しておきましょう。

仕事別の住み込みの仕事内容

先ほど、住み込みの仕事はつらいと感じるケースをいくつか紹介しました。

次に、住み込みでの仕事が多い職種とそれぞれの職種での仕事内容やつらいと感じるポイントについて解説していきます。

工場勤務

工場勤務は住み込みの仕事の中で一番多い職種です。

主な業務は組立・加工・検査・梱包・出荷などでシフト制の勤務形態が多い職種になります。

住み込み仕事の工場勤務でつらい、きついと感じるポイントは以下の通りです。

体力的にきつい

具体的には長時間での立ち仕事で足腰に疲労が溜まりやすい環境です。

他にも肩や首に疲労が溜まるという意見も多かったです。

また、扱う物にもよりますが重量が重い部品などを持ち運びしなくてはいけない場面もあります。

空調が効きにくい

工場はとても大きな建物であり、なるべく業務上無駄がないように設計されています。

大きな広さを誇る工場内では空調の効きが悪く、特に夏場、冬場には余計に体力を削られてしまうのです。

また、扱う機器によっては適正温度が指定されているため、空調による温度調節が出来ないケースもあります。

単純作業のため飽きがくる

長時間同じ作業をしていることで飽きや疲労感が発生する人もいます。

単純作業は何も考えなくても良いと思われがちですが、工場によっては気を抜くと怪我をしてしまうリスクもあるので、集中しながら同じ作業を長時間行うには集中力が必要です。

しかし単純作業が苦になるかは人によって違うため、一概につらいとは言えませんが、もしも工場で働きたいと考えている人は自分が単純作業ができる人なのか判断することが大切です。

ホテル・リゾートバイト

ホテル・リゾートバイトは主に受付、電話対応、食事などのサービス提供、清掃やアメニティの補充など様々な仕事を行うことになります。

ホテル・リゾートバイトもシフト制の勤務体系が多く、「中抜きシフト」という特徴的なシフトも採用されています。

ゴールデンウイーク、お盆、年末年始、夏冬休みなどの繁忙期に短期的に募集されていることが多いことが特徴です。

住み込み仕事のホテルやリゾートバイトでつらい、きついと感じるポイントは以下の通りです。

力仕事もある

工場勤務と同様に立ち仕事や重い荷物を運ぶ業務もあり、体力仕事ではないというイメージから思ったよりもきつい、大変な仕事だとギャップを感じる人もいます。

中抜けシフトがある

中抜けシフトとは昼間、忙しくない時間帯に5〜6時間程の休憩があるシフトです。

しかしその分朝早く出勤し、夜遅く、あるいは翌日の朝まで働くことになるので生活リズムが崩れ、体調管理がうまくいかずに辞めてしまうこともあるそうです。

覚えることが多い

ホテル・リゾートバイトはレストラン、客室、サービス施設、温泉など多くの施設が混在し、それぞれの位置ややるべきことが異なるので覚えることが多く、初心者にはかなり大変です。

しかし、ホテルリゾートバイトは非日常を体験できる人気の職種で、場所によってはお金を稼ぎながら、ダイビングやスキーなどの趣味を楽しめるのも特徴の職種です。

病院・福祉サービス

病院・福祉サービスは病棟や福祉施設など勤務先で業務が異なりますが、看護や生活支援などの業務になります。

工場やホテル・リゾートバイトとは違い、専門的な知識やスキルが求められる職種になります。

主な業務は病状の観察・報告、身体の清拭、食事、排泄等の世話、療養上の世話、診察の介補、与薬・注射、包帯の交換など多義にわたります。

住み込み仕事の病院や福祉サービスでつらいと感じるポイントは以下の通りです。

夜勤がある

看護師は夜に患者に何かあった際に対応出来るよう、日勤のみではなく、夜も出勤しなくてはなりません。

夜勤には16時~24時の「準夜勤」と24時~8時半までの「深夜勤」があります。

ホテル・リゾートバイトと同様に生活リズムが乱れ、体調管理が難しい職種です。

体力面、精神面でも負担が大きい

患者の補助や食事の提供など肉体的な業務も多い中で、命に関わる業務なので先輩からの指導が厳しく、医療ミスを起こさないためにも常に気を抜いてはいけない責任感が大きい仕事です。

また、チームで動いている場合、人間関係にも気を付けていないと業務に支障がでてしまいます。

勉強し続ける必要がある

高い専門性を求められているため、新人である程勉強が必要になります。

また、ある程度ベテランでも医学はとても広範囲の分野のため、勉強し続ける必要があります。

新種のウイルスや病気が流行してしまった場合、それに対する対策や勉強を怠ってはいけないことから割りに合わないと感じている人も多いようです。

しかし、高い専門性がある為、資格などを増やしていけば、工場やホテル・リゾートバイトよりも高収入が見込める職種です。

営業

営業職は誰かに対して、物やサービスを売る仕事です。

様々な営業方法があり大きく分けると「新規営業」と「反響営業」の2種類のタイプに分かれます。

新規営業は自分自身で顧客を獲得する必要があり、テレアポといわれる電話での営業方法や飛び込み営業が多いです。

反響営業は問い合わせに対しての提案やお店に入店されたお客様に対応して物やサービスを売る仕事になります。

固定の業務内容は会社の方針によって異なりますが、代表的な業務は提案資料の作成、商談、見積や契約書など重要書類の作成などで、コミュニケーション能力が最も必要な職種とされています。

住み込み仕事の営業職でつらいと感じるポイントは以下の通りです。

毎月のノルマがきつい

営業職にはほとんどの場合、個人の売上目標というノルマが設定されています。

会社によってはノルマを達成して当たり前という風潮があり、営業マンとしては達成しなくてはならないという精神的な負担が掛かります。

ですが、ノルマを達成するには言われたことをこなしているだけでは中々達成できない人も多く、自分自身が工夫や努力をして成長しなくては達成できない場合もあります。

自社の商品に不満がある

営業をしている中で、必ず顧客からの要望があります。

例えば値下げの要望や取り扱いのない商材を要求されることがあります。

また、製品に対するクレームや他社の製品の方が優れているという理由で契約がなかったことになるなんてこともあります。

自分のせいではないけれど、売れなかったら自分の収入にも影響が出るとなるとつらいですよね。

売れないときつい

営業職では多くの場合、成績に応じてインセンティブといわれる追加報酬があります。

基本的には給与やボーナスに反映させることが多いため、売れないと収入が不安定になる場合があります。

また、給与面以外でも売れるのが当たり前という風潮の中で中々売れない場合、会社の中での立場や居場所も段々狭く感じる人も多いようです。

ですが、インセンティブの割合が大きく、物を売り込める自信のある人は知識や経験がなくとも大きな収入が見込めます。

住み込みで働くならおすすめの職種

ここまで、住み込みで多い職種やそれぞれの仕事内容について解説していきましたが、どれも自分に合いそうなものがない場合、結局住み込みで働くにはどんな職種が良いのか気になりますよね。

ここでは、そんな人に住み込み仕事があまりつらいと感じづらいおすすめの職種について紹介していきます。

住み込み勤務でのおすすめの職種は以下の通りです。

  • 工場勤務
  • マンションの管理人
  • パチンコのホールスタッフ
  • 小規模旅館のスタッフ

それでは、それぞれの職種について詳しく解説していきます。

工場勤務

工場勤務は先ほど紹介した中でも圧倒的多数の求人数を誇ります。

そのため、自分にあった社員寮や環境、好きなジャンルでお仕事ができる可能性が広がります。

また、肉体労働ばかりで体力面でつらいイメージがありますが、中には半導体などの小さな部品を組み立てる工場もあるので、体力面に自信がない人でも求人の探し方次第で自分に合った働き方ができると思います。

マンションの管理人

マンションの管理人とはマンションの共有部分の管理業務を行います。

主な業務は巡回や警備、設備の点検や工事の業者作業の立ち合いなどになります。

また、住人に何かトラブルがあった際の対応や鍵の管理などのセキュリティ関係の対応も行います。

基本は管理人室でデスクワークを行いますが、深夜帯は、ほぼ人も通らないのでただ座っているだけという日もあるそうです。

夜勤はありますが、体力面での負担が少ないため暇な時間が苦ではない人におすすめです。

パチンコのホールスタッフ

地方のパチンコ店は交通の便が悪い為、住み込みでスタッフを募集している場合があります。

かなり大きな音の中での仕事なので、大きな音が苦手な人はデメリットになる可能性があります。

主な業務はパチンコ台の清掃、景品交換、飲食物の提供などになります。

体力面、精神面ともに負担が少なく、音が気にならない人やパチンコが好きだという人にはおすすめです。

小規模旅館のスタッフ

立ち仕事のため、ある程度体力が必要な仕事にはなりますが、小規模な旅館であれば1日に来客するお客様も5~7組程度なので、ゆったりとしたペースで仕事を進められます。

また、一人ひとりに丁寧に接客することができるので、お客様から感謝の言葉を貰える機会も多く、やりがいを感じやすい環境だと思います。

住み込み仕事がきついと感じないために

住み込みの仕事できついと感じるのは入社前と入社後のギャップから感じることが大きな要因だと考えられています。

ではどんなイメージを持っておけば良いのか、準備や想定しておくべきことはどんなことなのか、以下のポイントに注目して考えておきましょう。

  • 事前に仕事内容や社員寮を把握しておく
  • メリットを考えて頑張る
  • 人付き合いを良くする

それでは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

事前に仕事内容や社員寮を把握しておく

住み込み仕事をきついと感じないためには、これが一番重要なポイントです!

まず、応募する前に仕事内容や社員寮の環境やルール、それぞれ自分の条件にあったものを選択することが重要です。

特に大事なポイントは以下の通りです。事前にインターネットで情報収集するか、採用面接時に勇気を持って聞いてみましょう。

  • 具体的な仕事内容
  • 部屋の間取り
  • リラックスできる環境なのか
  • 1人の時間が確保できるか
  • 共有スペースの使用制限の有無
  • 寮内での門限の有無

上記のポイントを必要最低限確認しておくことで入社前と入社後に大きなギャップが生まれにくく、住み込み仕事をきついと感じにくいと思います。

メリットを考えて頑張る

これまで住み込みの仕事はつらいことがあるというような紹介になってしまいましたが、社員寮に入ることで大きなメリットが沢山あります。

代表的なメリット

  • 生活費を安くできる
  • 貯金が増える
  • 自由に使えるお金が増える
  • 通勤時間が減る

など、社員寮に入ることへのメリットや目標を設定して、そのために働くんだと考えると頑張れることもあります。

また、長期間働くのではなく目標や夢の為にデメリットを割り切って短期間頑張るということも大きな原動力となります。

人付き合いを良くする

人付き合いを良くすることは、住み込みで働く上でとても重要です。

人付き合いがあまりよくないと小さなコミュニティの中では陰口を叩かれたり、業務に支障がでたり、話す相手がいないと孤独感や疎外感によってつらさが増していきます。

人付き合いがうまくいけば、仕事の愚痴を共有し合うことで、つらさを軽減ができたり、悩みを打ち明けたりなど自分自身のストレス解消にも繋がります。

ある程度のコミュニケーション能力が必要ですが、挨拶やお礼、お詫びができれば問題ありません。気負わずに人と話すことが重要です。

まとめ

本記事では住み込みの仕事内容はきついのかどうかについて解説していきました。

実際に住み込みで働くことがきつい・つらいと感じている人が存在しているのは事実です。

ですが、私はそれよりも経済的なメリットがすごく多いという印象です。

そして、もちろん自分に合った環境で住み込みの仕事を楽しみ、おすすめできるという意見も多数みられました。

住み込み仕事をするために、本当に大事なのはリサーチなのです。

自分に合った条件、環境で仕事を選べばデメリットを感じることなく、大きなメリットを感じることが出来ると思います。

LINE

24時間相談受付 明日から働く