コラム
Column
2025.06.11
貯金ないけど仕事辞めたい時の対処法!一人暮らしなら住み込みも検討

「もう仕事をしたくないから会社を今すぐ辞めたいけど貯金がない」
「会社を辞めたいけど一人暮らしで貯金もないしどうしよう」
と会社や仕事に対して不満を持っており、辞めたいけど貯金もないために決断できないという人も多くおります。
ですが、残念なことに仕事をしなくては生活ができないため、仕事を続けていくしかないと考える人も。
とくに一人暮らしをしている人は家賃や光熱費、食費やスマホ代など月々の固定費も多くかかり、貯金すらできない環境ですよね。
ただ、本記事で紹介する対処法を活用すれば、貯金額を増やし、数か月間は仕事から離れられる可能性があります。
本記事では、貯金はないけど仕事を辞めたい時にどんな方法があるのか、一人暮らしの人におすすめの方法などについて詳しく紹介していきます。
ソクワークでは、多数の住み込み求人を用意しており、寮費無料の求人もあります。
もし今の会社を辞めたいと考えているけど、転職先も見つけておらず、一人暮らしで貯金がなくて不安なのであれば、ぜひ一度下記よりご相談してください。
目次
一人暮らしで無職の間にかかるお金
まず、仕事を辞めて生活したいのであれば、一人暮らしでどれくらいの生活費がかかるか把握することが重要です。
月々にかかる生活費、または年間でどれくらいの生活費がかかるのか理解しておくことで、そこから収入がない無職になるためにはどれくらいの貯金が必要なのか算出することができます。
生活するための費用には食費や家賃などの他にも様々なものがあります。
そのため、少しの貯金ではすぐに尽きてしまう恐れがあるのです。
また、今の仕事を辞めたいが無職で暮らせるだけの貯金がないという人は次の就職が決まっているかどうかが重要になってきます。
収入がない状態で次の仕事が決まっていないとすぐに生活に困ってしまいますよね。
では実際に1人暮らしで生活するためにはどれくらいの金額が必要になってくるのでしょうか。
ここでは、食費や家賃など月々にかかる費用と年単位でかかる費用について紹介していきます。
一人暮らしの月の生活費
一人暮らしをする際にかかる月々の費用は以下の通りです。
家賃 | 4万~6万円 |
通信費(スマホ+Wi-Fi) | 5,000円~1万円 |
交際費・雑費 | 5,000円 |
光熱費 | 1万円 |
水道代 | 8,000円 |
合計 | 108,000~133,000円 |
---|
平均相場などを考慮しても、月々にかかる費用は約10万円〜13万円は一人暮らしする際には必要と考えておくとよいでしょう。
最近では物価高騰による影響で食費だけではなく、家賃や光熱費なども含めて全ての物が高くなってきています。
そのため、節約の努力をしていても、10万円はかかってくると思います。
もちろん家賃などは住む場所や部屋のグレードによって異なりますが、一般的には4万円〜6万円ほどとなります。
交際費に関しては友達や恋人との交際機会が多い人は5000円では済まないと思います。
また、このほかにも奨学金を借りている人には月々1万円〜2万円の返済が加わってくるため、生活をかなり圧迫するでしょう。
これらのことを踏まえると、生活費だけで3か月なら約30万円、5か月なら約50万円ほど、1年ゆっくり過ごしたいのであれば生活費だけでも120万円の貯金が最低でも必要になってくることがわかります。
税金や保険料
上記の生活費の他に、税金や保険料も生きていくためには払う必要があります。
税金や保険料は1年前の収入を元に算出されることが多いため、仕事を辞めた次の年でもかかってくる費用となる種類のものもあるため注意しましょう。
所得税 | 所得の10%~45% |
健康保険料 | 所得の10%前後 |
厚生年金または国民年金 | 17510円または所得の約18% |
雇用保険料 | 所得の約1.5% |
住民税 | 所得の約10% |
税金や保険料の算出方法はどれも複雑で所得や年齢、職種、居住地などによって税率が変ってくるので、一律どれくらいかかるということは言えませんが、目安としては上記の表を参考にしてみてください。
また、所得税や住民税は退職金の受け取り方法によっても税率が変動します。
所得税については、退職後に月々の支払いはありませんが、年内に転職しない場合は確定申告の手続きが必要となります。
健康保険料については退職後に転職する場合には引き続き手続きを行えば問題ありませんが、転職を予定していない場合、主に3つのパターンに分けられます。
- 任意継続被保険者制度:在職中と同じ保険者資格を保有できる制度
- 国民健康保険:市区町村が保険者となる健康保険に切り替える
- 家族の扶養に入る
家族の扶養に入ることができれば費用はかかりませんが、一人暮らしをしているのであれば当然かかってきます。
雇用保険料は職種によって税率が変動しますが、収入の数%程度なので大きな影響がないのが特徴で、月々数百円程度になると思われます。
また、無職の間でも住民税がかかってきます。
前年の所得を元に計算されるため、前年の収入が0ではない限り、支払う必要があります。
貯金ないけど仕事辞めたいときの対処法
今の仕事を辞めたいけど、その後は仕事をしたくないと考える人もいるかとは思いますが、収入も貯金もない状態では生活ができません。
そこでここでは貯金がない状態でも今すぐ仕事を辞めたいと考えている人の対処法について紹介していきます。
貯金がないけど仕事をやめたいときの対処法としては以下の方法が挙げられます。
- 住み込みの仕事に転職する
- 副業やアルバイトなどして貯金する
- 事前に転職活動をして仕事を決めておく
- 税金や保険料の免除申請
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
住み込みの仕事に転職する
1つ目の対処法として、今の仕事を辞めて、住み込みの仕事をする方法があります。
今の仕事をどうしても辞めたい、けど貯金がないという場合は転職先として住み込み求人であれば、貯金額を大幅に増やすということが可能です。
住み込みの仕事とは会社の社員寮を借りることができる福利厚生の1つで寮費は会社によって異なりますが、一部自己負担、または無料で住むことができるのでその分貯金することができます。
最近では生活に必要な家具家電、インターネット環境も完備されており、光熱費も1000円前後である場合が多いです。
少し前までの社員寮は相部屋で汚いイメージを持たれていましたが、今では綺麗でワンルームのところもあります。
また、住み込みの仕事は比較的給料も高く設定されており、未経験でも30万円前後である求人も多数あります。
給料も高く、生活費もかからない環境で過ごすことで自分の好きなことにお金を使えたり、短期間で貯金額を大幅に増やすことができるので、かなりおすすめです。
副業やアルバイトなどして貯金する
2つ目の対処法として、今の仕事を続けながら副業やアルバイトをして貯金を貯めることです。
この方法も住み込みの仕事と同様に貯金をするための手段であり、退職したあとの生活費を蓄える目的として活用するのがおすすめです。
今の仕事を辞めたいという気持ちをぐっと我慢して2ヶ月か3か月程度隙間時間に副業をしたり、アルバイトをすると月々の収入が上がり、退職後の生活費として貯金することができます。
アルバイトの場合だと月に5万円〜10万円程度稼ぐことも可能です。
副業では様々な仕事内容のものがありますが、スマホでできるものからパソコンが必要なものもあるので、自分の環境に合わせて仕事を選ぶと良いでしょう。
クラウドワークスやランサーズなど副業をしたい人を募集しているサイトにアクセスし、簡単に応募することができます。
今人気の仕事内容としてはデータ入力やライターの仕事が人気です。
少し勉強する必要がありますが、動画編集などができると今の時代はかなり需要があり、報酬も比較的高いのでおすすめです。
仕事が終わってから自宅で数時間ほど集中して行えば月に3万〜5万円ほど稼ぐことも可能です。
しかし、会社から帰ってきてからアルバイトや副業を行うのは思ったよりも大変だと思います。
本業に支障がない範囲でやる分には問題ないですが、無理して体に負荷をかけると会社でのミスや睡眠不足による事故や怪我、体調不良の原因にもなりうるため注意しましょう。
事前に転職活動をして仕事を決めておく
3つ目の対処法としては、今の仕事を辞める前に次の就職先を決めておくということです。
この方法は今すぐ仕事を辞めることはできませんが、2ヶ月か3か月後に今の仕事を辞めることを決めておき、今のうちから計画的に転職活動をして仕事を決めておけば、無職の期間を作らずに生活することができます。
現状の収入で生活がカツカツである場合、無職の期間を作ってしまうと家賃や食費を払えなくなってしまう可能性もあります。
また、行き当たりばったりで転職活動をすると、就職に成功しても無職の間に作り出した負債を帳消しにするまでは普通の生活ができないリスクもあります。
そのため、計画的に転職活動をすることが重要になります。
仕事をしながら転職活動をするのはスケジュール的に長期戦になる場合もあるので、実際に転職活動を始める際には、いつ頃から務めることができるのかなども確認しておくことが大切です。
税金や保険料の免除申請
最後の対処法としては、税金や保険料の免除申請をすることです。
月々にかかる税金や保険料を免除してもらうことで、生活費に回せるお金が増えます。
とくに支出割合が大きい社会保険料を免除することができればかなり大きいです。
しかし、免除条件を満たす必要があるので、誰でもできるというわけではありません。
社会保険料の免除には保険料免除制度を活用しましょう。
条件としては本人・世帯主、配偶者の前年所得が一定額以下の場合や失業した場合など、保険料を納めることが経済的に困難な場合は、申請書を提出し、承認されると保険料の納付が免除されます。
経済的にどれくらい保険料を納付することが困難なのかに応じて、全額、4分の3、半額、4分の1に減額することができます。実際に利用したいという人は各市町村の健康保険窓口へ問い合わせしてみると良いでしょう。
参考:厚生労働省:国民健康保険の保険料・保険税について
今の会社を辞めて数か月程度ゆっくり過ごせる貯金があるのであれば、免除制度を利用してのんびり転職活動や次の行動指針を考えてみるのもありだと思います。
住み込みの仕事がおすすめの理由
一人暮らしをしていて、仕事を辞めたいが、無職で生活できるほどの貯金がないと悩んでいる人は先ほど少し紹介した、住み込みの仕事がおすすめです。
住み込みの仕事は体力がないとできない大変な仕事で、社員寮は汚い部屋や建物自体がボロイというイメージを持っているかもしれません。
ですが、最近では人材定着の観点から労働環境も改善されており、きちんと労働基準を守っている企業も多いです。
社員寮も求人によってはワンルーム、Wi-Fi完備など快適に過ごせる環境が用意されているところもあります。
しっかりと自分にあった条件で住み込みの仕事を探すことができれば、住み込みでの仕事は決して悪い環境ではないと思います。
ここでは、最後に住み込みの仕事がおすすめな理由について詳しく解説していきます。
生活費を抑えながら働くことが可能
住み込みの仕事のおすすめできる最大のポイントとして、生活費を抑えながら働くことが可能という点です。
住み込みの仕事は格安、または無料で社員寮に住むことが出来るので、人によっては一人暮らしするよりも毎月約5万円ほどの節約になります。
また、社員寮には基本的な生活ができるよう必要最低限の家具家電が完備されていることが多いので、新生活に必要なものを購入する資金も必要ありません。
中には社員寮の中に食堂がついているところもあり、1食あたり250円〜500円ほどで食事をすることができるので、食費も1万円〜2万円ほど節約できるでしょう。
また、求人によっては入社祝い金で数十万円が支給されたり、引越手当、食費手当など、手厚い手当がついている求人もあるので、生活費を抑えることに加え、収入面も増やすことができる可能性があります。
上記のような点により、住み込みでの仕事は一人暮らしを考えた際にも生活費を節約することができるのです。
次の仕事に向けて貯金ができる
先ほど紹介したように、住み込みの仕事は生活費を抑えることができるので、その分貯金額を増やすことが可能になります。
貯金額を増やすことができれば、数か月間無職の期間を作っても生活に困窮することがないため、ゆっくり転職活動をしたり、次の行動に向けて資格勉強ややりたいことを考えたりする時間ができます。
住み込みの仕事の平均的な給料は月25万~30万円程度。
寮費光熱費無料、食堂付のところで生活できた場合には寮費光熱費0円+食費2万5千円+スマホ代1万円+交際代5千円=生活費は約4万円程度にすることも可能です。
25万円〜30万円の手取りは20万〜24万円なので、手取り額を踏まえても16万円〜20万円も貯金に回すことができます。
つまり、住み込みの仕事を半年間行っただけでも、条件によっては約96万円〜120万円も貯金ができるということです。
120万円の貯金があれば、無職の期間で月の生活費を12万円ほどに設定したとして、約10か月ほどは生活できることになります。
このように住み込みの仕事は貯金効率がとても高く、短期間で多くの貯金をすることができます。
住み込みの仕事は見つけやすい
通常の転職活動だと志望する企業の志望動機を考えたり、前職を退職した理由、必要な資格や経験、SPIテストなどの筆記試験があったりとかなり大変なイメージがありますよね。
そもそも志望した企業に就職するのが困難なケースも珍しくはありません。
その点、住み込みの仕事は基本的に未経験や年齢、学歴不問の求人も多く、採用までのハードルが低いことも特徴の一つです。
その背景には企業側の人材採用強化の目的があるからです。
多くの住み込み求人は人手不足を改善するために、通常の企業よりも福利厚生を強化しており、社員寮も人材採用強化のための福利厚生だと考えられます。
特に求人数の多い工場などでは大量生産をするために多くの労働力を必要とするため、様々な人材を採用しています。
もちろん工場だけではなく、住み込みの仕事には様々な職種があります。
旅館やリゾートホテルのスタッフ、看護師、営業職、商品の梱包や検査などの軽作業など体力やチカラに自信がない人でも十分活躍することが出来ます。
求人数も数十万件以上あるので、身体に負荷をかけないためにも、自分にあった職種、条件などで探してみると良いでしょう。
住み込み求人の仕事の種類については別記事でも詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしで仕事辞めたいが貯金なしのまとめ
本記事では一人暮らしだけど仕事を辞めたいという方に向けて、月々どれくらいの生活費がかかるのか、今の仕事を退職するための対処法などについて詳しく解説していきました。
しかし、結論として収入がない状態で生活することはできません。
生活するためには収入源となるものが必要となります。
ですが、ある一定の貯金額があれば、数か月間は無職であっても生活はできるので、まずは貯金を増やしていくことが重要となります。
貯金を増やすためには今よりも収入を増やして、なおかつ生活費を抑える期間が必要です。
その点、住み込みの仕事はその2つを同時に行うことができる唯一の方法なので、期間を決めて住み込みの仕事で貯金額を増やしてから、ゆっくり考える時間に使うのがおすすめです。