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ネットカフェ難民から抜け出す方法!つらいと考えるなら今すぐ行動
ネットカフェや漫画喫茶を生活の拠点にして寝泊まりを続ける「ネットカフェ難民」。
仕事や住居を失った人だけでなく、賃貸の初期費用が用意できない、保証人を確保できないなど、事情からネットカフェで暮らす人もいます。
東京都が実施した調査では、ネットカフェなどのオールナイト利用者のうち、住居を失って利用している人は25.8%を占めました。
ネットカフェは一時的な宿泊先として便利な反面、生活が長期化すると利用料金がかさみ、住居費を貯めにくくなることもあります。
この記事では、ネットカフェ難民の実態や1ヶ月にかかる生活費、生活が長引くリスク、そこから抜け出すための仕事・住居・公的支援について解説します。
目次
ネットカフェ難民の実態
ネットカフェ難民とは、決まった住居を持たず、インターネットカフェや漫画喫茶などで寝泊まりする人を指す言葉です。
ネットカフェにはインターネット環境やシャワー、ドリンクバーなどがあり、店舗によっては鍵付き個室も利用できます。ホテルなどと比べて短時間から利用しやすく、一時的に住居を失った人の寝泊まり先として使われることもあるのです。
しかし、ネットカフェでの生活が長引く背景には、単に「家賃を払えない」という理由だけではない事情があります。
2007年に厚生労働省が実施した調査では、東京の住居喪失者が住居確保の際に抱える問題として、以下が挙げられました。
- アパートなどの入居初期費用を貯蓄できない:66.1%
- 家賃を払い続けるための安定した収入がない:37.9%
- 必要な保証人を確保できない:31.3%
(参考:厚生労働省職業安定局:住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査報告書)
住所がないことで、就職活動そのものが難しくなるケースもあります。
ネットカフェ難民の割合
ネットカフェ難民は、実際どれくらいいるのでしょうか。
2007年の厚生労働省調査では、全国で5,400人の住居不安定就労者(安定した住居を持たない人)が確認されました。
一方、東京都が2016~2017年に行った調査では、都内だけで1日あたり約4,000人がネットカフェで寝泊まりしていると発表されています。全国5,400人に対し、東京都内だけで4,000人という数字から、ネットカフェ難民の増加傾向がうかがえます。
(参考:厚生労働省:住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査報告書)
また、2025年に厚生労働省がホームレスの実態を調査した際は、東京都内で565人が確認されました。
この数字と比較すると、ネットカフェ難民はホームレスの7倍以上にのぼることになります。
(参考:厚生労働省:ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果について)
ネットカフェ難民の仕事や収入の実態
東京都が実施した調査では、住居喪失者のうち派遣労働者・契約社員・パート・アルバイトなどの不安定就労者が75.8%を占めていました。
また、住居喪失者や住居喪失のおそれがある人の年齢では、30代が38.6%と最も多い結果となっています。
(参考:東京都福祉局:調査結果の概要)
1ヶ月の収入は「11万~15万円」が46.8%と最も多く、一定の収入を得ながらネットカフェで生活している人も少なくありません。つまり、「仕事をしていないからネットカフェ難民になる」とは限らないのです。
収入があっても、ネットカフェ代や食費など毎日の支出が発生し、賃貸住宅の初期費用を貯められずに抜け出しにくくなるケースがあります。
つらいと感じる人と快適と感じる人
ネットカフェ難民の中には、つらいと感じる人と快適に感じる人がいます。
ネットカフェには食事・寝床・シャワーなど生活に必要な設備に加え、インターネット環境や漫画、雑誌などの娯楽要素も備わっており、快適だと感じる人も一定数います。
娯楽サービスは基本的に無料で利用できるため、頻繁に利用する人ほど、自分で娯楽品を購入するより安く楽しめる環境ともいえるのです。
一方で、他の利用者との距離が近く、周囲の音や視線が気になり、ストレスを感じる人もいるでしょう。
また、後述するように利用料は必ずしも賃貸より安いわけではなく、貯金ができないまま生活が続くことをつらいと感じる人も少なくありません。
ネットカフェ難民の生活費用
実際、ネットカフェで生活している人は、どれくらいの費用をかけているのでしょうか。
結論として、ネットカフェの利用料は月8万~10万円程度といわれています。
一人暮らしの家賃とさほど変わらない金額に驚く人も多いでしょう。
しかし、工夫次第で一人暮らしより生活費を抑えている人もいます。
利用する時間帯や食事内容、洗濯などの外部施設の利用、日用品や消耗品の購入など、生活する上で費用がかかる項目は少なくありません。
節約は大切ですが、体調管理も踏まえたうえで計画的に行う必要があります。
ここでは、ネットカフェ難民になった場合に何へ費用がかかるのか、1ヶ月の生活費用について紹介します。
ネットカフェの利用料金
下記は、全国的に有名な「快活クラブ」の料金を都道府県別にまとめた表です。
| 北海道 | 東京 | 福島 | 広島 | 大阪 | 沖縄 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 最初の30分 | 380円 | 470円 | 380円 | 430円 | 550円 | 380円 |
| 以降10分毎 | 130円 | 150円 | 130円 | 140円 | 200円 | 130円 |
| 3時間パック | 1420円 | 1680円 | 1420円 | 1560円 | 2180円 | 1420円 |
| 6時間パック | 2110円 | 2700円 | 2110円 | 2570円 | 3290円 | 2110円 |
| 9時間パック | 2770円 | 4130円 | 2770円 | 3430円 | 4540円 | 2770円 |
| 12時間パック | 3300円 | 5170円 | 3300円 | 4150円 | 5690円 | 3300円 |
| 15時間パック | 4100円 | 5980円 | 4100円 | 5170円 | 6580円 | 4100円 |
| 18時間パック | 4880円 | 6150円 | 4880円 | 5990円 | 6770円 | 4880円 |
| 21時間パック | 5390円 | 6600円 | 5390円 | 6680円 | 7260円 | 5390円 |
| 24時間パック | 5680円 | 7020円 | 5680円 | 6880円 | 7720円 | 5680円 |
| ナイトパック | 2110円 | 2600円 | 2110円 | 2570円 | 3290円 | 2770円 |
地域や店舗によって差はありますが、ナイトパックなら1日あたり2,110円~3,290円ほどで利用できます。
ナイトパックとは、指定された時間帯(主に夜~深夜)に利用できる料金プランです。
日中は外で働き、寝泊まりだけを目的に利用する人も多いでしょう。店舗により指定時間やプランの有無が異なるため、利用前に確認しておくと安心です。
ナイトパックのみを毎日利用した場合は、1ヶ月あたりの費用は63,300円~98,700円ほどとなり、一人暮らしの家賃と大きな差はありません。
通常の時間制プランを使えばさらに高額になりますが、ネットカフェ難民の多くは日中を外で過ごすケースがほとんどです。
食費
ネットカフェには食事のサービスもありますが、別途料金がかかります。
| 料金 | 朝・夜限定メニュー | |
|---|---|---|
| カレー | 850円~1000円 | 500円程度 |
| 麺類 | 650円~950円 | 400円程度 |
| 丼もの | 490円~1200円 | ✕ |
| サイドメニュー | 500円~1000円 | ✕ |
上記は一例ですが、多くのネットカフェはこの程度の価格帯です。
麺類や丼もの、カレーなどのメイン料理はサイズによって変動しますが、1食あたり800円ほどが目安です。
一方、限定メニューを活用すれば、1食500円程度に抑えられます。
日中に仕事をして外食(昼)1,000円+ネットカフェ限定メニュー(朝・夜)1,000円の場合は、1日あたり2,000円、1ヶ月では60,000円になります。
対して、すべて外食で済ませる場合は、朝食500円+昼食1,000円+夜食1,000円で1日あたり2,500円、1ヶ月では75,000円です。
1日では500円の差でも、1ヶ月単位では15,000円もの差が生まれます。
一般的な一人暮らしの食費は、40,000円~45,000円程度です。
物価高騰の影響もあり、自炊ができない環境では食費がさらにかさみやすくなります。
また、ネットカフェのメニューは野菜やサラダの種類が少なく、栄養バランスが偏りやすい点にも注意が必要です。
シャワー代や日用品
ネットカフェの利用料金以外にも、シャワー代や日用品などの生活費がかかる場合があります。
シャワー代は、店舗によって無料の場合と有料の場合があります。
無料の場合は席料に含まれていることが多く、「15分まで無料」など時間制限が設けられていることもあるのです。
有料の場合は店舗による差はありますが、30分あたり200円~300円程度が目安。
また、必要な日用品は、以下のとおりです。
- 歯ブラシ
- タオル
- 衣類
- 洗剤類
衣類やタオルは毎月買い替える必要はありませんが、洗濯するための費用はかかります。
ネットカフェには有料の洗濯機を利用できる店舗もあり、1回あたり300円ほどが相場です。
ティッシュやトイレットペーパーなどの消耗品は、ネットカフェの備え付けを使えるため購入は不要です。
飲み物代も、外で買いすぎなければドリンクバーの利用で節約できます。
これらを踏まえると、洗濯代を含めた月々の日用品費用は、合わせて1,000円~2,000円ほどになります。
ネットカフェ生活が長引くと困りやすいこと
ネットカフェ生活が長引くと、利用料金の積み重ねや住所がないことによる求職・住居探しへの影響などさまざまな問題が生じやすくなります。
ここでは、ネットカフェ生活が長引くと困りやすいことを解説します。
毎月の利用料金が積み重なる
ネットカフェは、1泊だけならホテルより安く利用できることもあります。
しかし、毎日のように利用すると、1回あたりの料金が安くても月単位では大きな支出になります。
さらに、利用料以外にも食費やコインランドリー代、交通費、携帯料金などの生活費が必要です。
結果として、賃貸住宅の初期費用を貯められず、ネットカフェ生活が長期化してしまう場合があります。
住所がないことで仕事や住居探しに影響する
ネットカフェ生活では、履歴書に記載できる固定住所がないことも問題になります。
厚生労働省の調査では、住居喪失者が求職活動で抱える問題として「履歴書に書く住所がない」と答えた人が30.4%いました。
(参考:厚生労働省:広義のホームレス実態調査について)
仕事が安定しなければ住居を借りにくく、住居がなければ仕事を探しにくいという悪循環に陥ることがあります。
十分に休息しにくい
ネットカフェには個室やフラットシートなどがありますが、本来は住宅として提供されている施設ではありません。
店舗や席によっては周囲の音が聞こえやすく、人の出入りもあるため、自宅のように十分な睡眠やプライバシーを確保できない場合があります。
一時的な利用には便利でも、長期間生活する場所としては身体的・精神的な負担が大きくなる可能性があります。
ネットカフェ難民から抜け出す方法
先ほど紹介したように、ネットカフェ難民には、つらいと感じる人と快適に感じる人がいます。
最初は快適だと感じていても、生活を続けるうちにお金が貯まらない現状へ不安を抱える人も少なくありません。
つらいと感じている人の中には、この生活を変えたい、お金や仕事があれば住居を構えたいと考えている人も多いでしょう。
そこで、ここではネットカフェ難民から抜け出す方法を詳しく解説します。
ネットカフェ難民から抜け出す方法は、以下のとおりです。
- 住み込み求人から社員寮生活
- 生活保護や住居確保給付金
- 初期費用を抑えたシェアハウス
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
住み込み求人から社員寮生活
ネットカフェ難民から抜け出したくても、仕事や収入が安定せずに抜け出せない場合は、住み込み求人に応募し、社員寮で生活しながら働く方法がおすすめです。
住み込み仕事とは、会社が福利厚生の一環として社員寮を住居として貸し出す働き方です。
賃料は一般的な一人暮らしより安く、相場は2万円程度です。中には賃料や光熱費が無料の寮や、社員食堂で格安に食事できる寮も多数あります。
そのため、生活費を大きく抑えられ、短期間での貯金も十分可能です。
ネットカフェでの生活費と比べても節約効果は高いため、住み込みの仕事で短期間お金を貯め、その後に賃貸契約をして一人暮らしする方法がおすすめです。
社員寮によっては他の従業員と共同生活になるため、一人の時間を確保しにくいこともあります。
一方で、個室が確保されている寮もあるので、共同生活が苦手な方は事前に情報や口コミを調べてから応募するとよいでしょう。
未経験から始められる仕事も多く、資格や経験は不要です。生活を立て直したいのであれば、なるべく早く行動することが重要です。
所持金0でも住み込みで働ける求人については、別記事で応募できる求人の条件や注意点を詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
生活保護や住居確保給付金
保証人はいるもののお金がなく賃貸契約ができない方や、働くことが難しい方は、生活支援制度を利用するのも一つの手です。
これから紹介する2つの制度は、ネットカフェ難民から抜け出すきっかけになるでしょう。
それぞれの制度について解説していきます。
生活保護
生活保護は、聞いたことがある人も多いでしょう。怪我や病気で働けない方や、低所得の方の生活を支援するための制度です。
受給には、以下のいずれかの条件を満たし、それを証明する必要があります。
- 働いているが収入が13万円以下
- 怪我や病気で働くことができない
- 土地や車などの財産を持っていない
さらに、家族や親族などの身内から支援を受けられない場合に、受給資格を得ることができます。
受給金額は13万円が基準です。
ただし、働いていて収入がある場合は、自分の収入と合わせて13万円になるよう支給される点に注意が必要です。
申請には本人確認書類が必要になるため、相談窓口へ行く前に準備しておきましょう。
住居確保給付金
失業や離職などにより住宅を失うおそれのある方、または失った方を対象に、家賃補助を通して就職をサポートする制度です。
受給には、以下の条件を満たす必要があります。
- 離職・廃業後2年以内、または収入が同程度まで減少していること
- 世帯収入が基準額と家賃の合計を超えないこと
- 預貯金が基準額の6ヶ月分(上限100万円)以下であること
- 求職活動要件を満たすこと(面接月4回以上、ハローワーク相談月2回以上、応募週1回以上)
(参考:厚生労働省:住居確保給付金)
支給額は「一般的な賃貸住宅の家賃額」を基準とし、居住地や世帯人数によって変動します。
例:東京の一級地で一人暮らしの場合は、月53,700円
(参考:厚生労働省:生活保護制度における生活扶助基準額の算出方法)
支給期間は原則3ヶ月ですが、就職活動を続け条件を満たしていれば、最長9ヶ月まで延長可能です。
就職活動をしながら住居を確保したい方は、一度窓口へ相談してみてください。
初期費用を抑えたシェアハウス
仕事をしていて収入はあるものの、保証人がいない、または初期費用を払えない場合は、シェアハウスがおすすめです。
シェアハウスは敷金・礼金・仲介手数料・保証料・火災保険料・鍵交換費用などが不要なため、一般的な賃貸契約より初期費用を抑えられます。
一般的な賃貸契約では、家賃5万~6万円程度の物件でも初期費用が30万円ほどかかる場合があります。
シェアハウスは、契約時に必要な事務手数料・前家賃・共益費・保証料のみで、初期費用を10万円程度に抑えることが可能です。
一方で、共有スペースを他の入居者と利用する生活になるため、プライベートな時間・空間を確保しにくい点には注意が必要です。
他人とのコミュニケーションにストレスを感じやすい方は、あらかじめ検討しておくとよいでしょう。
ネットカフェ難民から抜け出す方法についてまとめ
本記事では、ネットカフェ難民の生活費や、そこから抜け出す方法について紹介しました。
ネットカフェでの生活費は一人暮らしとさほど差がないため、なるべく早く住居を見つけることをおすすめします。
初期費用が払えない方は給付金制度の利用、収入を安定させたい方は住み込み求人で働きながら貯金、保証人がいない方はシェアハウスへの入居がおすすめです。
なるべく早く行動することが大切です。まずは自分にできることから始めてみましょう。
ソクワークでは、住み込み求人を多数ご紹介しています。
所持金0円の方やスマホをお持ちでない方への貸し出しにも対応していますので、ネットカフェ難民から脱出したいとお考えの方は、ぜひ下記よりお気軽にご相談ください。





